羨望

2004年10月22日
 
 
 
─セントポーリア:小さな愛
 
 
 
あなたの隣にいたいと思った。
あなたの特別な存在に、なりたいと思った。

柔らかな茶色の髪。
あどけない、子犬みたいな瞳。
冷たく細い指先。

その全てに触れたいと思った。

私を撫でる手は大きくて
唇にふれる温度は温かくて。
私のものだけになればいいのにと、心底思った。

人はいつかは離れてゆくから
あなたがここにいない事も納得出来るけれど

今あなたの傍にいる人が、
唯、羨ましくて仕方が無い。

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