白い息

2004年11月17日 戯言
 
 
─誰かに傍に居て欲しかった
 
  

薄闇に覆われた街
冬の冷気は私に
お前は一人だと囁く

灯りを燈して走る電車は
あなたと私を行き来する
悲しい矢
目的を持って走るのか
それとも…

闇は辺りに広がり
濃紺の時間が始まる
ひんやりとした壁に体を預け
来るはずもない人を待つ

人の群れに紛れられない私は
どこへ帰ればいいのだろう

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