哀しい記憶

2004年11月19日 恋愛
 
 
 
─吐息の数だけキスをして

 
 
口元へと伸びる手
なぞる唇の形
戯れに寄せた額と
ふわりと髪を梳く細い指

重ねた唇は熱く
絡めあう虚構の心は
切なくも愛おしい

感情も欲望も全て閉じ込めて
まだ残る感覚を抱き締める

それはとても欲しい存在
届く事は無いと知りながらもなお
貪欲に全てを欲し
満たされぬ想いを埋める術を
未だ探し続ける

そんな私を貴方は
どこかで嘲笑っているのでしょうか

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