記憶の雨

2004年12月30日 戯言
 
 
─唯ひと時だけでも
 咲き誇る事、出来たなら
 
 
雨が雪に変わる頃
淋しさ募った
「誰か傍に居て」
風吹く夜空
瞳に憂い

「あの頃は良かった」なんて台詞
言いたくない
所詮過去への憧憬でしょう?
あたしは今を生きると決めたの

雪が氷に変わる頃
心凍てついた
「誰か暖めて」
星降る闇夜
頬に雫

「何時かは」なんて言葉
信じない
所詮現実のまやかしでしょう?
もう夢は見れないの

だから今この一刹那
綺麗に咲いて 散りましょう

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