恋の媚薬

2005年1月8日 戯言
街も静かに眠りにつく頃
軽快な旋律に乗せメイル受信
手持ち無沙汰な旨伝えれば
冷たい画面の向こうからお誘い

束の間の逢瀬
行きて去りしヒト
                絡まる視線に
                過去も未来も無いわ

                とろり蜜の様に注がれる朱
                からんと氷の溶ける音
                少し甘くそちらを見遣れば
                満足気に微笑む貴方

                夕空に闇は引かれ
                夜が訪れ空は啼く

                如何してこんなにも貴方に溺れて
                深みに嵌って出られなくなって
                貪欲に愛情を渇望するあたしを
                貴方が優しく触れてあやして

                今宵召しませ甘美な果実
                喉を通る酒成分は蜜の味

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