雨音

2005年6月12日 戯言
 
 
 
 
 
 
あれは紫陽花の蕾が咲き始めた頃
雨は日毎に降って人々を悩ませていた
あの日も世界はいつも通り動いてて
容赦無い速度であたし達を追い立てた
 
「もっと此処に居たい」
あたしの願いは只
絶え間無い雨音に掻き消された
 
 
行かないで 消えないで
一人にしないで
淋しさに囚われた心が崩れそうなの
哀しくて 切なくて
憎しみさえも湧いて
傘を捨て裸足で来た道を駆け出した
 
─思い出を守るために…

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