「泣かせてぇんじゃねぇ、笑わせてぇんだよ。」
「タイガー&ドラゴン」品川心中の回を観た。
もう、号泣。まじに泣いた。
プライドも何もかも捨てて、家に戻ってきた竜。
自分の名前を、小虎に継がせたいと言ったどん兵衛。
虎児が堅気になる様にとお金を用意してくれた、高田亭馬場彦とジャンプ亭ジャンプ。
虎児の授業料の最後の10万は、自分が落語を教えると言った組長。
自分が襲われた事を黙っておいてくれと言った日向。
最後まで虎児を「兄貴」と呼び続けた銀。
そして小虎の高座を楽しみに待つ、辰夫さんや半蔵さん他、寄席に来たお客さん。
皆虎児(小虎)が大好きなんだなぁ…。
堅気になって、本当に噺家としての道を虎児が歩む事を、皆望んでる。
だけどやっぱり虎児は、親の様に育ててくれた流星会の組長を見捨てられなかったんだろうな。
時計をはずした時に、こうなる決心は出来ていたんだろう。
だけど虎児を心底守りたくて、噺家としての小虎を応援していた組長は、複雑だと思う。
頭に包帯を巻いてTVを見つめる姿は、本当に哀しそうだったもの。
来週は、どん兵衛が「子別れ」こと「子は鎹」を高座にかけるとの事。
人情物をやらなかったどんちゃんが、どういった心境でこの噺をするのか。
虎児の帰る場所は、どこに用意されるのか。
あー涙が止まらない…。もう一回観よっと…。
宮藤さん、貴方やっぱりすごいよ。
「泣かせてぇんじゃねえ、笑わせてぇんだよ」は、貴方のドラマに対する姿勢でもあるんですね。
でも今回、ばっちり泣かされちゃったあたし。
木更津の時は“泣き笑い”って感じだったけど、今回は本当に哀しくて泣いちゃった。
来週も多分号泣するだろうけど、それが幸せな気持ちになれる涙だったら良いなぁ。
あと、多分あたしはこのドラマのDVD、買っちゃうんだろうなぁ…。
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