月夜

2005年1月27日 恋愛
夜に窓の遠く
妖しくも美しい琥珀色
不意に零れた涙は
十六夜の月の所為

長い髪を掻き揚げ
最後の煙草に火を点ける
柔らかな紫煙は君の馨り

             伏目がちに「淋しい」と呟くなんて
             君に負けた気がするから
             固く目を閉じて唯
             暁の空を待つ

 
             今君は、誰に恋をしていますか?

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