時流

2005年3月14日 戯言
 
 
 
─ 時よ、過ぎ去れ。 
 
 
 
 
すれ違う人と人
人波の中通り抜けてゆく冷たい風
空は何処までも蒼く広がる
穏やかな昼下がり

楽しげな声を上げる子供達を見下ろし
ベランダで紫煙を燻らせる私
目を瞑って過去と今を反芻し
想う願い事、一つ

「永遠に変わらないものを下さい」

街は時を紡ぎながら
今も刻々と姿を変えてゆく
人は同じ時を生きながら
其々に違う時を彩る

そんな中私はこの監獄の中
遠くの蒼に憧れて唯今を過ごす
流れ漂い流されて
一日を過ごすのも良いじゃない

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