何故だか急にモノクロの世界が怖くなって
じっと目を瞑って壁をつくる
 
「どうせこの世はもうすぐ終わってしまうよ」
 
貴方の言葉が優しく頬を撫でてゆく
 

もしも
明日が永遠に来ないのならば 

小さなビルの屋上であなたと指を絡め
ピンク色の風に吹かれて空のアオと溶け合いたい
それが最後の至上のひと時
 
 

 
温もりと鮮やかさに包まれた場所
 
願わくば
世界の終わりはそういうものであって欲しい

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