─当たり前の日常には
　当たり前に終わりも待ってる

　
規則正しく並んだ窓
そのフレームの中には納まりきらない空の色が
放課後の教室を染める

噎せ返る様なオレンジは
何故か涙を誘った

毎朝同じ顔が揃うこの教室も
沢山の生徒が往来する並木道も
帰り道に響くボールの音も
夕暮れに鳴る聞きなれたチャイムも

これまで特別だなんて思わなかった
　

「さよなら」
小さく口に出してみる
もう何百回と言った台詞だけど
最後の「さよなら」には慣れたくなくて

あともう少しだけ
この心地良い場所にいさせて下さい

　　

─暗い群青の空
　誰かの煙草が馨った

　
深夜の交差点
裏通りには眩いネオンの海
夜の帳に包まれた街は
日中の騒々しさをひた隠すかの様に
切り取られた空間に存在している
　
ふと見上げた電光掲示板が
日付の変わりを知らせた
　
冷たい風が吹き抜ける河原町は
私を非情に追い出す
大勢の黒服を着た男達
夜遊びに繰り出す若者
それらを横目で一瞥しながら
木屋町、先斗町と通りを跨ぐ

四条大橋の下を流れる川は
恋人達の語らいの場
いつか二人で来た川
漆黒の中ぽつりぽつりと浮かぶ人影
「あたしもあの場にいたのにな」
呟く台詞は風に流された
　
追憶で色づけた街並みは
私を受け入れない
　
　
もう此処にはいられない

　　

─貴方が何処で何をしていようと
　笑顔ならばそれで良かった
　

　
乾いた冷気が眠気を覚ます
ディスプレイには軽薄な文字が並ぶ
それに翻弄されるあたしは
純粋なのか
愚かなのか

貴方があたしを呼ぶ声が好きで
甘い響きに酔いしれたいだけ

「忘れないで」なんて言わない
それが貴方の笑顔奪うきっかけになるのなら

だけど
それでも貴方の存在に依存してしまうあたしは
傲慢なのか
強欲なのか
　

決断は貴方が…

ISBN:4881312693 単行本 杉原 一昭 テレビ朝日 2003/11 ￥1，050

これは去年度版ですけれど…
つい先程まで、TVの前で参加してました。
テスト・ザ・ネイション。
今年もあると知って、ずっと楽しみにしてたんです！！
3時間TVにかじりつきで疲れました…。
今日は朝からバンドのスタジオ練習だし、すごく精神力を使っています。

今回のテストは結構良い出来でした。
私は記憶の分野に優れているらしいです。
人の顔や名前覚えるの、あんまり得意じゃないのにな…。
でも記憶分野は15問中14問正解で、自分でもビックリ。
言語：8／10問、論理：13／15問、数：8／10問、知覚：15／20問。
計：58／70問正解。
…結果、今年の私のIQは133でした。
回答欄の見間違いさえなければもっと高かったのに！！
と、憤慨しても仕方ありません。
私は小学生の頃から、ケアレスミスが多い女なので…。

かの金田一はIQ180との事。
どんな頭脳で、どれ程の情報処理能力を持っているんでしょう。
一瞬でいいから、入れ替わって考え事してみたいです。

　
　
─さぁゲームを始めましょう

　
　
一つコマを進めあなたは微笑む
「俺に勝つ気？」

私も一つコマを進め媚笑を作る
「負けるつもりで挑むゲームなんてないわ」

駆け引きと騙しあい
演技と虚言はいつまで続くのか
　
　

夢と現の境界線は鮮明
嘘と真の境界線は混濁

Bonnie Pink 浅田香織 井上富雄 キハラ龍太郎 松田文 シュガー吉永 大野由美子 荏開津広 松岡徹 CD ポニーキャニオン 1995/09/21 ￥2，345
1:スケアクロウ
2:キュリアス・ベイビー
3:キャンディ2つの散歩
4:背中
　　　　　　　　　　　　　　　 5:フリーク
　　　　　　　　　　　　　　　 6:トゥー・ヤング・トゥ・ストップ・ラヴィング
　　　　　　　　　　　　　　　 7:メイズ・オブ・ラヴ
　　　　　　　　　　　　　　　 8:オレンジ

BONNIE PINKデビューアルバムです。
このアルバムの中には、私がボニピの中で一番好きな曲が入っています。
4曲目の「背中」。
初めて聴いた時、ほんと、背筋がゾクっとしました。
切々と歌い上げる声と、そのリリック。
「あと、あと、少しだけ」のリフレインが、頭に残ります。
私が去年の学祭で、弾き語りした曲でもあります…。

彼の背中
いつも見飽きないけど
もう少し並んで
歩いてくれてもいいんじゃない？
気まぐれ雨が彼と私の間を
まるであざ笑うように
引き離してく

あと あと 少しだけ
待って
今 追いつくから
あと あと 少しだけ
待って
その背中さん

彼の背中
いつも見慣れてるけど
振り返る礼儀も
時には思い出してね
うしろ向きで
手を振っただけのさようなら
急ぎ足の理由を
ねえ 教えてよ

あと あと 少しだけ
待って
今日が終わるまで
あと あと 少しだけ
待って
ねえ 背中さん

　

─重なり合わない二つの音
　

　
理想と現実の不協和音
胸に響くはたった一つの愛と
切ない程の祈り

私の想いはあなたへは届かない
音の外れた音楽は
ただ醜いだけ

重なることも
共に音を奏でることも出来ない
あなたと私

今日はバイト先で魔女の格好をしました。
子供に「Trick or Treat」と言われたらお菓子を渡すという。
楽しかった…。
日本にもハロウィンというイベントを、もっと広めればいいのにと思います。
「お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうぞ」
可愛いじゃないですか。

そして

ハロウィンUSJ…行きたかったです…。

　　
　

─空を自由に飛ぶ、貴方に憧れてた

　

「降り止まない雨は無い」
「終わらない悲しみは無い」
使い古された言葉が頭をよぎる
あれから11年
思い出には靄がかかり
色褪せてゆく記憶

時が過ぎ行く
痛みを忘れさせてゆく

貴方の赤いパラグライダー
笑った時のくしゃくしゃの顔
私を「ガキ」と呼ぶ声

全て膨大な記憶の渦に呑まれてゆくけれど…

貴方がいた事は忘れない
存在は私の中で今も…

　
今すぐに出かけましょう
マイルドセブンを1箱持って
今も貴方の魂が眠る
あの砂丘近くの海へ…

GO!GO!7188 浜田亜紀子 CD 東芝EMI 2001/11/21 ￥3，059
1:文具
2:C7（Album Version）
3:あぁ青春
4:A.M.7:30
5:本音風船
6:桜島
7:ドタン場でキャンセル
8:恋の毒薬
9:めみみはなくち
10:とかげ3号
11:こいびと

本当は竜舌蘭のレビューをしようと思ったのですが…。
私がGO!GO!を聴き始めるキッカケとなったこのアルバムをまず。
このアルバムは初めから終わりまで、すべて好き。
いい曲が詰まっています。
竜舌蘭でのあっこの詩はどこか大人びた感じがあるけれど、
この時のGO!GO!は、何かに向けて爆走してる感じ。
彼女達自信のロック(パンク)を鳴らそうとしている感を受けます。

このアルバムの中で特に私が好きなのは、
「文具」「C7」「A.M.7:30」「恋の毒薬」「とかげ3号」です。
多い…。
どれも歌詞が深く、メロディーとも合っていて素敵です。

　

「C7」
心配なのはあなたのこと忘れそうなこと
不安なのはこんな日々にも慣れそうなこと
一つだけわかったこと あたしは強い
一人になった時実感する

いつもコーヒーの青いカンカンと
赤いギターの横で
何をするわけじゃないけど時間は
確実に今日を終わらせてゆく

心配なのはずっと一緒に居すぎること
不安なのはこんな日々にも慣れそうなこと
一つだけ思い知ったこと　あたしは弱い
一人になった時実感する

どうかこの夜が朝にならないで
強く思うほど願うほど
赤い秒針はそんなあたしを嘲笑って
この時間を吸いとっていくだけ

「A.M.7:30」
時々すごく泣きたい時がある
夜は人間を素直にさせる
聞こえない程小さかったきみの本音

私を後ろから抱き締め
あなたは語る
「おまえが好きだよ」
目を閉じひとつ頷けば
強くなる抱擁の力

私を後ろから抱き締め
　　　　　　　　　　　　　　　 あなたは騙る
　　　　　　　　　　　　　　　 「おまえが好きだよ」
　　　　　　　　　　　　　　　 目を開け後ろ振り向けば
　　　　　　　　　　　　　　　 私を見ないあなたの瞳

Dragon Ash 降谷建志 CD ビクターエンタテインメント 1998/09/02 ￥3，045
1:Intro(Bot’s show)
2:Cool Boarders
3:Don’t worry ’bout me
4:Cherub Rock
5:Invitation(Buzz Mix)
6:Under Age’s Song(Album Mix)
7:Perfect Government
8:Pull Up Roots
9:Melancholy
10:Mustang A Go Go!!
11:陽はまたのぼりくりかえす

Dragon Ash初期のアルバムです。
この頃はまだ建志がギター持ってて、かっこいいんです☆
私がこのアルバムの中で一番好きなのは、5曲目のInvitationです。
哀愁感漂うメロディーと、それに乗っかる優しい声。
そして少し天邪鬼な歌詞も素敵です。
個性や感性・モノの受け止め方は人それぞれだという事を、降谷建志が切々と歌い上げています。
ここ最近のライブではこの曲がよく演奏されていて、すごく嬉しいです。

もし人に個性があるなら目に入る色もちがうはずなんで
僕に見えたキレイな花もキミには醜い人食い花って
それならキミが笑ってる時僕がさめるのは道理だろうし
そこに行けば何かあるなんてキミは言うけど僕は感じないよ

あざやかに彩られた(Invitation)
バカげた追憶の花
僕には狂って見えた(Invitation)
祈りは真実の部屋
くりかえし続けている(Invitation)
涙は沈黙の月
終わらない聴こえない(Invitation)
さけびは届くのかな
Invitation....

＊TAKUYAさん、リンク張らせていただきました。
Dragon Ashや、Thee michelle gun elephant がお好きだという事で、勝手に親近感を覚えています^^；

　　

─求めるはセカイの果て
　
　
　
仮構と虚偽どが渦巻くこの世界
私はどこに位置づけられるのか

手を取り合ったと思えば
すぐに背を向け合い
はじまりと思えばそれが終わりで
終わりと思えばそれがはじまり

それに気づかぬフリをして
のうのうと生きてなんていられないから

いつになれば私は
どこへ行けば私は…

居たかったのはヒカリある場所

＊ゆうきさん、リンク張らせていただきました。

　
君の唇があたしの名前を形作れば
その三音節は魔法の響き

モノクロームの世界が
色彩を帯びる
　

KREVA SONOMI CD ポニーキャニオン 2004/10/20 ￥1，260

この曲は、今年のROCK IN JAPAN FESで初めて聴きました。
Dr，K…やっぱかっこいい！

この新曲はSONOMIという女性がfeatした曲なんですけど、
KREVAとSONOMIの声がすごく合ってて綺麗です。
最近KREVAは自己肯定の意志を前面に押し出してると思います。
それが、今回の曲のリリックにも表れてる様に感じます。
でも…柔らかいんですよね。歌い方が。
強い中にも柔軟さを。
真っ直ぐな意志の先には優しさを。
それらをうまく表現している気がします。

SONOMIさんも、歌がすごく上手い！
ROCK’Nのライブでは、息を呑みましたからね…。
「ひとりじゃないのよ分かるでしょ？」と繰り返す彼女の歌声に
温かいものを感じる曲です。

一人じゃないのよ分かるでしょ？
君が僕の心の奥ごとさらってゆく
一人じゃないのよ分かるでしょ？
僕のハーモニー　君のハートに重なってゆく

　
　
　
─夜空に灯る、満月に近い蒼い月

　

冷えた空気が吸いたくて
家から出た午後十時
辺りは凛とした雰囲気が漂い
冬の訪れを知った

静寂した月明かりが行く道を照らす
寒さを確認する為にゆっくり息を吸うと
心に少しの冷たさと
絶望感にも似た痛みを覚えた

研ぎ澄まされた空気
頬を掠める鋭い風
いつもより自己主張の激しい月

季節がまた一つ積み重なる

＊アリアさん、リンク張らせて頂きました。

　
私の恋愛のパターンは「策略守り型」なんだと思う。

基本的には守りの姿勢のくせに、作戦を立てようとする。
常にどこかに逃げ道を残しながらでしか
人を好きになることが出来ないんだ。

「女の子は素直が一番なんだよ」
…誰かが昔言っていた様な気がする。

でももう素直に、純粋になんて振舞えない。
嘘を吐くことを覚えてしまったから。
日常演技を、身につけてしまったから。

守りの姿勢を打ち砕いて
飾らない言葉で素直に、気持ちをぶつけられたら…

愛されること、出来るのでしょうか。

レミオロメン 藤巻亮太 CD ビクターエンタテインメント 2004/03/09 ￥1，050

心が落ち着く曲です。
初めて聴いた時、涙が出てきました。
瞳を閉じれば3月の柔らかな情景が浮かんでくる様に思います。
青く澄んだ空。
花の甘い芳香。
たゆたう羊雲と、風になびく洗濯物。
穏やかな春の気候が恋しくなります。

流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く

3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます

溢れ出す光の粒が
少しずつ朝を暖めます
大きなあくびをした後に
少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入口に立ち
気づいたことは 1人じゃないってこと

瞳を閉じればあなたが
まぶたのうらにいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい

　　
　

─もう、多くのことは望まないから…
　
　
　
あなたの胸に私を刻むこと、できるのかしら？
時間は感情を加速させ
全ては過去へと収められてゆくけれど。

私があなたの胸に、深い傷を作ったならば。
痛みを刻み込んだならば。

私を忘れずにいてくれる？

消せない記憶は痛みと共に。
溢れる感情は私と…。