人を信じず、疑う癖に
何時も何処かで人に頼り
其れを理解している自分を
本当は一番憎み続ける
けれどやっぱり誰かに傍に居て欲しくて
気紛れに掛けた電話の向こう
何時もと変わらない君の
明るく澄んだ声が聞こえた
何時も何処かで人に頼り
其れを理解している自分を
本当は一番憎み続ける
けれどやっぱり誰かに傍に居て欲しくて
気紛れに掛けた電話の向こう
何時もと変わらない君の
明るく澄んだ声が聞こえた
「白か黒か。選ぶのは貴方次第じゃないかしら。」
「例えば其れが全て嘘だったとしたら?」
そんな風に僕は言う
結局嘘と真実とは紙一重で
どっちが贋物だか分からないもの
「雨の日がとても好きよ」
そんな風に彼女は言う
哂えない日に歪んだ自分の表情を
隠すのにはもってこいなんだと
「人込みは嫌いだよ」
そんな風に彼は言う
戯れに寄せた身体も
喧騒を往く人々が引き裂いてしまうからだと
「至極此の世は残酷ね」
君の肩に頬をぴっと付けて
僕を愛しげに眺める君を見ながら
そんな風に、僕は思う
例えば君の胸の温もりとか
あたしを抱き締める腕の逞しさとか
掠れた声の艶っぽさとか
とてもとても 好きだったよ
あの頃全てがあたしの物だと思っていたし
あたし自身も全て
君の物になってしまいたかったの
誰かに所有されているというその感覚は
とても甘くて心地良くて
君の一番が誰であろうと
許せる様な気がしていたの
今では全てが泡沫
水面に映るは あたしの泣き顔
気紛れな優しさを振りまいた後は
また何時もの知らん振り
─やっぱりあれは、彼だったんだ…。
携帯をきつく握り締めたまま、無言で歩く私。
如何して出逢ってしまったんだろう。
そんなの“今更の話”なのに。
とりあえず友達に
「やっぱアイツだったわ」って報告をして、沈黙。
その娘も、私と彼の経緯を知っているから、何も言えなかったのだろう。
「あたしのこと呼んだっしょ?」
緊張で動かない指で、必死に画面に言葉を紡ぐ。
今更。ほんとに、今更。
如何にもならないの、分かってる筈じゃない。
「呼んだ。美晴、無視するんやもん。
嫌われてるんかなぁ、って思うやん。」
本当に、この人は。
確信犯で私を振り回すのが好きなんだ。
生まれた感情は、慕情ではなく敵対心。
「そっか。誰か分かんなかったから。
また会ったら声かけてよ」
出来る限りそっけなく。
でも一筋の光は消し去らない様に。
画面越しの彼に、この想いを悟られない様に。
いじっぱりな私の、精一杯の攻撃。
だけどそれから、私の携帯が鳴る事は無く。
私の想いはまた宙ぶらり。
掻き乱された心は未だ
元に戻らず居るというのに…。
『また貴方は、あたしに背を向けるのですね』
君が僕の名を呼んだ
夏空の下 甘くその声が響く
2限後。昼休み。
今日はとても良い天気で、外の声が煩い。
図書館前の芝生では、多くの学生が
気持ち良さそうに陽射しを浴びていた。
友達と帰る、私。何時も通りの談笑。
「さっき授業でさぁ…」
「まじ?ありえん!!」
ふと何処からか感じる視線。
芝に腰を下ろし、じっと此方を見ている男(ヒト)。
「美晴」
軽く左手を上げ、私の名を呼ぶ男がいる。
嗚呼、そう云えば、彼も左利きだったっけ…。
右手に持つ携帯は緑、彼のものと同じ。
あの雰囲気、あの髪、あの声。似てる。
けれど
果たして彼は、私を覚えていたのだろうか。
本当に、私の名前を呼んだのだろうか。
私の都合の良い、聞き間違いではないだろうか。
呼ばれた事が信じられず。
只々頭は真っ白で。
隣にいる友達には「あたしかなぁ?」なんて平静を装い、
彼にはとりあえず、軽い会釈をした。
帰り道も、友達の話が頭に入らなくて、
堪らず携帯を取り出した。
「さっき、芝生んトコいた?」
5分後。聞き慣れた着信音。
“決定”ボタンを押す指が、震える。
「うん。いたよー。」
『あたしはあの瞬間(トキ)
失ってた希望の光を見出せる様な気がしてたの』
夏空の下 甘くその声が響く
2限後。昼休み。
今日はとても良い天気で、外の声が煩い。
図書館前の芝生では、多くの学生が
気持ち良さそうに陽射しを浴びていた。
友達と帰る、私。何時も通りの談笑。
「さっき授業でさぁ…」
「まじ?ありえん!!」
ふと何処からか感じる視線。
芝に腰を下ろし、じっと此方を見ている男(ヒト)。
「美晴」
軽く左手を上げ、私の名を呼ぶ男がいる。
嗚呼、そう云えば、彼も左利きだったっけ…。
右手に持つ携帯は緑、彼のものと同じ。
あの雰囲気、あの髪、あの声。似てる。
けれど
果たして彼は、私を覚えていたのだろうか。
本当に、私の名前を呼んだのだろうか。
私の都合の良い、聞き間違いではないだろうか。
呼ばれた事が信じられず。
只々頭は真っ白で。
隣にいる友達には「あたしかなぁ?」なんて平静を装い、
彼にはとりあえず、軽い会釈をした。
帰り道も、友達の話が頭に入らなくて、
堪らず携帯を取り出した。
「さっき、芝生んトコいた?」
5分後。聞き慣れた着信音。
“決定”ボタンを押す指が、震える。
「うん。いたよー。」
『あたしはあの瞬間(トキ)
失ってた希望の光を見出せる様な気がしてたの』
生憎街行く人々の様に
鮮やかな色は持ち合わせていないけれど
真実を見抜く黒い眼と
感傷的な白い心を
ずっと手放さずにいたいと願うのです
所詮あたしの世界はモノクローム
華やかに色付くその時まで
膝を抱えて眠るのです
鮮やかな色は持ち合わせていないけれど
真実を見抜く黒い眼と
感傷的な白い心を
ずっと手放さずにいたいと願うのです
所詮あたしの世界はモノクローム
華やかに色付くその時まで
膝を抱えて眠るのです
Sunset Street
2005年5月25日 戯言薄いグレーの空にオレンジ射して
白いグライダー静かに舞った
見上げる程に吸い込まれそうで
見蕩れる程に切なくて
見舞う季節のその色に
頬を伝う雫一筋
「誰が為に僕は此処にいるの」
単純に繰り返す毎日と
只管に忙しい日常の狭間で
あたしは唯
誰かの愛を請う
それが一歩的で我侭な感情だと知らずに…
知りたいことは日々増えてくし
覚えなきゃいけないこともたくさんある
代わりに忘れゆく記憶は
忘れたことも分かんなくなっちゃって
あたしは何もなかったかの様に
新しい情報を小さな頭に詰め込むんだ
全てを覚えておけるほど優れてないし
全てを覚えててられるほど強くない
人間(ヒト)って上手く出来ているのね
私がこの夏行くライブ。(氣志團関係はまだ予定)
何、このアクティビティー!?
一体何万使うつもりなんだろう…。
7月1日:RISING SUN 大阪 PRE PARTY in ZEEP OSAKA
8月5日:ROCK’N JAPAN FESTIVAL 1日目 in ひたちなか
8月6日:氣志團GIG in ZEEP OSAKA
8月14日:「木更津港まつり」 やっさいもっさい in 千葉
(↑ライブじゃない…)
8月22日:HY Coke Style プレミアムライブ in ZEEP OSAKA
8月31日:ケツメイシライブ in 大阪城ホール
9月10日:氣志團GIG in 幕張メッセ
これを友達に嬉しそうに喋ってたら、
「恋なんてしてる暇、何処にもないじゃん」って呟かれた。
いいぢゃん…。あたしはライブが好きなんだよぅ!!
何、このアクティビティー!?
一体何万使うつもりなんだろう…。
7月1日:RISING SUN 大阪 PRE PARTY in ZEEP OSAKA
8月5日:ROCK’N JAPAN FESTIVAL 1日目 in ひたちなか
8月6日:氣志團GIG in ZEEP OSAKA
8月14日:「木更津港まつり」 やっさいもっさい in 千葉
(↑ライブじゃない…)
8月22日:HY Coke Style プレミアムライブ in ZEEP OSAKA
8月31日:ケツメイシライブ in 大阪城ホール
9月10日:氣志團GIG in 幕張メッセ
これを友達に嬉しそうに喋ってたら、
「恋なんてしてる暇、何処にもないじゃん」って呟かれた。
いいぢゃん…。あたしはライブが好きなんだよぅ!!
去年出遭ったあの想い
間違った部分を消してくれるあのペンの様に
ぴーっと白く、修正出来たらいいのに
時間が経ってから気付く
君の細かい仕草や行動
長い髪を触る時の慣れた手つきや
時折出る、あたしと違う女の子の名前
忘れてく部分
継ぎ足してく勝手な記憶
思い出す度に黒い部分を塗り替えて
記憶を調整してゆく
次思い出した時に
少しでも苦しい部分が無くなってる様に
昔よく男友達から
「お前が前付き合ってた(?)奴ってどんなんやったん?」って聞かれた。
一通り話終えた時点で出てくる言葉は決まって一緒。
「うわぁ…最悪。シメたろか?」
「慎哉(彼と出遭うまで付き合っていた人。皆高校が同じ)の方が良いやん!!」
最低なのも、分かってるよ。
弱い人だってのも、気付いてた。
慎哉と居れば、あたしは今も幸せだったかも知れないね。
そんな時だけ一瞬はあいつの事、嫌いになれる。
「自分でした事のケリも付けれず、嫌な事から目を逸らす弱虫だ」って。
けれどふとした瞬間に考えてるのは、奴の事。
忘れられないのは、事実だった。
最近では、思い出す事も少なくなったよ。
1週間に1度、淋しい夜位にしか思い出さない。
あたしには友達が居るし、仲間も居るし。
今までの事を全て知りながらも受け止めて支えてくれる、あきや翔平達も居る。
だけど恨みたくは無いの。
過去にあんなに好きだった人を、貶める様な真似はしない。
思い出すのに苦しい部分は、消えてしまえば良いって思うけれど、
それは無理な話だから。
少しずつ自然に記憶ってモノは修正されて、美化されて。
『美しき思い出』になってくんだろうな、って思う。
自分が傷つかない様に、という、心の防衛機能だって見方もあるけれど。
思い出はやっぱり綺麗にして、クローゼットの奥に仕舞いたい。
服と一緒なんだよ。
今までより少しだけ視野を広げよう。
色んな人と出遭って、色んな考え方を知ろう。
じめじめしてたら思い出にカビが生えちゃうもの。
これからのあたしの目標。
+華やかな色をつけよう+ ってこと。
誰もが同じに見える此の街で
今も君を捜す
嗚呼 また今日も灰色の空が高く聳える
冴えない其の色は
過去に笑いかけられないで居る
あたしと一緒
歌い続けるのには疲れたわ
思い出すが億劫だわ
欲すれど未だ遠く
厭えども甘く馨る君の影
拭えない想いに呑まれる夜
蛍光灯が滲んで消えた
思い出ビデオ きゅるきゅるり
戻して再生 繰り返す
いつもあの場所 あの場面
すり減るテープ あたしの心
何時しか画質は悪くなり
靄がかかった君の顔
何時しか記憶は色褪せて
見れなくなるの?過去の恋
何度も何度も 過ちを
振り返っては 美化するの
あの日の君は 風に消え
二人の想いは 土に帰す
「仲間の輪の中に入るのを躊躇う癖に、
独りになるのは淋しいのよ」
窮屈な玩具箱の中
ぎゅうぎゅうに詰められた人形は
それでも笑顔を崩さないのね
きっと其処は暖かくてキラキラと
楽しい国なのでしょう
部屋の隅で仕舞い忘れられたガラクタは
横目で其方を見遣りながらも
今もぽつり 転がったまま
戻りたいけれど
戻りたくはないの
トンネル (橙黄色)
2005年5月15日 戯言静かな雲 白い月
単調に流れる白線と灯影
退屈な景色
不気味な橙の中
沈黙を守るあたし達
口を開けばもう
此処から出られない様な気がしてた
前方には蒼白い出口
褪めたオレンジは霧の中
エンジン音と彼の鼓動があたしを支配する
静かな静かな 夜だった
少女漫画っていいな、って思う
どんなに問題が起こっても
どんなに擦れ違いが生じても
結局最後はハッピーエンドで終わるんでしょ?
喩え其れが叶わぬと思っていた恋でも
障害が沢山現れても
最後には主人公は幸せを掴むんでしょ?
幸せだけれど、残酷な物語
だけど
そういう見方しか出来なくなったあたしが
何より哀しいと思う
純粋なままで居られたなら
目の前に在る物だけを信じられたなら
それは幸せだと云えるのかな…
貴方のココロの足りない部分
あたしが埋めて差し上げますわ
癒しも快楽も安らぎも
全て貴方に注ぎます
けれど只一つ、愛だけは
欠けていたって良いじゃない
貴方があたしを欲する日まで
其処はそのまま置いておく
あたしの最後の悪戯です
どうか罠に掛かってね
最後の一ピースは
いつか二人で埋めましょう
完成を恐れ
未完成のままで…
真夜中の公園
闇照らす月と伸びた影
風が五月の馨りを運ぶ
吐き出す細い声に涙一粒添えて
織り成すメロディー あたしの想い
埃被った思い出を
毎夜綺麗に磨くのです
沢山の誤魔化しと
隠し切れない本音達
貴方が見抜いてくれたなら
永遠など見ずに済むのに…
髪色を少し変えた
新しい服を着てみた
メイクに何時もより時間を掛けた
ネイルも塗ったし、香水も付けた
背筋をピンと伸ばして
高めのヒールのサンダルを履いて街へ出かける
毎日繰り返す日常とは少し違った
新しい私
それでも如何しても
ココロだけは変えられなくて
どんなに気を紛らわせても
キモチだけは上手く操作出来なくて
想いの深さに
今更ながらドキリとする
嗚呼
何時までたっても、私は
何処までいっても、私は…