午後の穏やかな公園でうとうと一休み
やわらかな陽射し
鮮やかな色
耳に遠く風の声
ふと口ずさむメロディーは何処か懐かしくて
昔思い描いてた景色突然蘇った
幼い頃見てた夢いつか忘れて
此処まで来ちゃったけれど
今走り出すから…
誰よりも早くあの木に登って
景色を独り占めするの!
大きな空と忙しい街
海は見えないけど
いつか赤いボートを浮かべて
遠くへ行ける様に…
新しい道へ突き進む
準備は出来たよ
So Let’s go ahead!
さっき迄見ていた夢
乾いた風に抱かれながらあたし
何故だか淋しそうに泣いてた
今頭上には灰色の空
何処までも続く悲しい色
「大丈夫だよ」
「あたしは強いもの」
無理矢理吐き出した言葉がまた
無機質な部屋にひらり舞う
乾いた風に抱かれながらあたし
何故だか淋しそうに泣いてた
今頭上には灰色の空
何処までも続く悲しい色
「大丈夫だよ」
「あたしは強いもの」
無理矢理吐き出した言葉がまた
無機質な部屋にひらり舞う
昔の日記にも書いたけれど。
記憶っていうものはかさぶただなって、思う。
忘れない様に、いつも其処にあることを確認しては
じっと眺めたり、爪で引っ掻いたり。
そしてめくってまた血が出て。
溢れ出す赤は記憶の結晶なのかも知れない。
何度も何度もそれを繰り返して
最後には痕になる。
楽しい思い出ならば
「あの時やっちゃったんだよねー。」なんて軽く言えるけれど。
悲しく、辛いものならば
そうもゆかない筈なのに…。
4月のカレンダーを見る度に
書かれた日付を一つずつ指で辿っては
去年のあの日々を思い出す。
あたしはその行為を幾度と無く繰り返して
今日もまた少し、血を流す。
楽しくて、弾けてて
でもすぐに過ぎ去った日々。
傷は未だ痕にはならず
あたしの中に存在するのね。
記憶っていうものはかさぶただなって、思う。
忘れない様に、いつも其処にあることを確認しては
じっと眺めたり、爪で引っ掻いたり。
そしてめくってまた血が出て。
溢れ出す赤は記憶の結晶なのかも知れない。
何度も何度もそれを繰り返して
最後には痕になる。
楽しい思い出ならば
「あの時やっちゃったんだよねー。」なんて軽く言えるけれど。
悲しく、辛いものならば
そうもゆかない筈なのに…。
4月のカレンダーを見る度に
書かれた日付を一つずつ指で辿っては
去年のあの日々を思い出す。
あたしはその行為を幾度と無く繰り返して
今日もまた少し、血を流す。
楽しくて、弾けてて
でもすぐに過ぎ去った日々。
傷は未だ痕にはならず
あたしの中に存在するのね。
向日葵 (Sunny Yellow)
2005年4月13日 色舞有刺鉄線の向こう側
見えた世界はとても広くて
「お前はちっぽけだ」と言われた様な
そんな気がして俯いた
散りゆく花弁や
雨に破れたポスター
如何してこんなにも私の心を
締め付けるの?
儚いものや何時かは消え失せるもの
それらは何故だか美しくて
決められた時間だからこそ輝くのなら
人間だって同じでしょう?
例え今は小さな存在でも
やがて咲き誇る事出来るのなら
只お日様に向かう向日葵の様に
真っ直ぐ歩みたいわ
灰色の雲が目の前を立ち塞ぐ
あたしは其処で寒さに震えてる
行き場無くした想いが
あたしを其処に閉じ込める
伸ばした髪はもはや意味を為さず
春風にさらり流されるばかり
貴方に触れられる度に
ときめいてたあたしだもの
何が是程までに淋しさを
呼び起こすのか
貴方は本当に其処に居たの?
ならば証明してよ
「愛してた」って云って…
舞い落ちる花びら頬を掠めて
不意にまた夢から目覚めた
薄紅が記憶に灯を燈し
呼び起こす彼の人の影
雑踏を過ぎ彷徨うあの日去った街角
振り返らぬ貴方の面影拾い集めながら
笑顔やくれた言葉やキスが
贋物でも虚構でも
引鉄を引いたのは貴方
責任くらいは取って…
「大人しく撃ち殺されるから…」
不意にまた夢から目覚めた
薄紅が記憶に灯を燈し
呼び起こす彼の人の影
雑踏を過ぎ彷徨うあの日去った街角
振り返らぬ貴方の面影拾い集めながら
笑顔やくれた言葉やキスが
贋物でも虚構でも
引鉄を引いたのは貴方
責任くらいは取って…
「大人しく撃ち殺されるから…」
空の唄(メッセージ追加)
2005年4月9日 戯言いつも通りの夕暮れ
薄く光る三日月
紫と青のコントラストが
涙を誘う
世は移ろい全ては無常
信じるもの等ほんの少し
切なく儚く美しいもの
それだけ掴めれば良い…
今日も繰り返す朝
眩いのは陽の光
突き抜ける様な蒼に
不意に灯った希望
季節は巡り時は過ぎる
変わらぬもの等無い
だけどあたしはこの空に
永遠に変わらぬ事願う…
I don’t believe the eternal.
But I want …
The clear sky is blue.It makes me cry.
Everything changes.
It is eternal if it paraphrases it.
I just wanna tell you such a thing.
─ 本当のあたしは何処?
繰り返す毎日と云う物に
翻弄されているあたしが居る
行き交う人々の群れ
彷徨う想いの片隅に花が咲く
「如何してそんなにも強がる?」
「依存するのが嫌いなの」
ギターを歪ませ叫ぶ定められたアイデンティティー
それでもまだ…
路上の片隅に咲いた花は醜さも
知らずに凛々しく咲き誇る
あたしは貴方の其の優しい相槌が必要で
一人では歩けません
「何時も強く居る」と云う事は
如何してこんなにも難しい?
そして時計の針はまた一日の始まりを告げる
今日もまた…
─春風は、艶やかに揺らめいて…
4月1日。入学式。
白いスーツに身を包み、新しい場所へ。
不安と期待が入り混じった変な気分。
見慣れた友達も多く居るけれど、それ以上に多い見知らぬ人。
広いキャンパス。勧誘の人々。同じ新入生。
何処を見ても新鮮で。
何処へ行っても少し不安で。
何だか心臓の辺りがむずがゆい。
入学式は大学の奥の体育館で行われた。
学部毎だから、友達と固まって座る。
初日なのに親しげに喋りあう私達に、周りは少し戸惑い顔。
そりゃ6年も一緒に居るのだから、当たり前なんだけれど…。
式は淡々と進み、長い話の後専攻毎に分かれ説明を受けた。
教室まで行く道のりで、サークルの人々に様々な広告を貰う。
手に持つ広告の上にまた広告…全部で30枚位のビラを貰った。
教室には色んなタイプの人。
黒髪だったり、すごく奇抜な服だったり、金髪だったり、真面目そうだったり。
履修の話を聞きながら、人間ウォッチングばかりしていた。
これから続くこの道に
幾度山谷訪れようと
あたしが決めた道だから
キラキラ輝く宝石の様な
そんな毎日にしたい
奇麗事なんかじゃなく
強くそう、思った
霧雨で濡れた髪と君のキス
手を繋いだまま薄闇の中立ち竦めば
永遠さえも感じられる気がするの
浮かんでは消える夜の花を見ながら
消えていった思い出たちを星に重ねる
両手に抱えた純粋さを持て余しながら
それでも永遠を夢見るの
灰色の重い雲に押しつぶされない様に
あたしはまだまだ走らなきゃいけないんだ
手を繋いだまま薄闇の中立ち竦めば
永遠さえも感じられる気がするの
浮かんでは消える夜の花を見ながら
消えていった思い出たちを星に重ねる
両手に抱えた純粋さを持て余しながら
それでも永遠を夢見るの
灰色の重い雲に押しつぶされない様に
あたしはまだまだ走らなきゃいけないんだ
─あと15分で行くから 答えは出すなよ
330の日。
去年のこの日は、京都駅大階段を陣取るべく朝6時から並んでいた。
氣志團フリーGIG!in京都駅大階段。
小雨降りしきる中踊りました…座って。
立ち見は禁止だったので、結構不完全燃焼だったのだけど。
3年前の今日は、あの伝説のGIG「原宿暴動」。
私はその直後に氣志團と出逢ったので、それには参加していない。
そんな過去のある330の日。
今年は何も無かったね…。
ハリーアップでバイセコーして欲しかった。
友達のあきと二人、今の今まで『映像GIG inあきの家』をしていた。
ひたすら昔から今迄の映像を見ながら、二人で語ったり踊ったりするというもの。
あきもギタリストなので、二人で曲のギター合わせなどもした。
kisses(氣志團のファンの事)には特別な日、330。
来年は何かやってくれるといいな。
白い風が、肌を掠めていった
何時までたっても切れない長い髪を、攫っていった
今日も一人、同じ道を歩き
与えられた環境にとっぷり漬かって、溶けて
繰り返しが当たり前になって
退屈で、孤独で、くだらなくて
純粋な少女を気取って
鼻歌なんか歌ってみたりするの
止まない春の雨が少しずつ私を濡らして
涙はカケラを残して粉々に砕け散った
何時までたっても切れない長い髪を、攫っていった
今日も一人、同じ道を歩き
与えられた環境にとっぷり漬かって、溶けて
繰り返しが当たり前になって
退屈で、孤独で、くだらなくて
純粋な少女を気取って
鼻歌なんか歌ってみたりするの
止まない春の雨が少しずつ私を濡らして
涙はカケラを残して粉々に砕け散った
雨上がり (黄昏色)
2005年3月27日 色舞─ 暮れなずむ街とあたし
雨上がりの夕暮れは
何時もより少し黄色く染まる
流れる雲の切れ間から
眩い光が差し込むんだ
夕陽が落ちる寸前の山は黒く
濡れたアスファルトはきらきらと
水溜まりの中に
黄金色の街が映る
暖かな光の浸食を受けながら歩く
何時もよりゆっくりめの帰り道
─ここから旅立つ、君たちに…。
今迄HDDで録った、金八先生を見ていた。
「3年B組金八先生」。今日最終回だったドラマ。
今回で第7シリーズを迎えるこのドラマを、私は毎週楽しみに見ていた。
今シリーズは、皆かなりの問題児。
シンナーやったり、大人をナメきっていたり、麻薬に手を出したり…。
「重いテーマだなぁ…」位にしか、初めは思っていなかった。
そんな私の見方を変えたのが、狩野伸太郎という役の男の子。
とにかく演技がとても上手だった。
初めは金八先生を軽視し、「あんた、誰?」や「あちゃー!」を連発していた子。
それがどんどん大人になって、クラスのまとめ役になって。
その成長を見るのが、毎回の楽しみだった。
今日の最終回も、おいしい所を全て掻っ攫っていった伸太郎。
初めの方で金八先生に売られた喧嘩を売り返すわ、
卒業式の答辞は言いたい放題言って皆を泣かせるわ…。
その彼の「あんた、誰?」という台詞が、
最後になってこんな重要になるとは思ってもみなかった。
最後のHRでの恒例、金八先生の「贈る言葉」。
毎度あれにはとても感動する。
流石国語の先生、よく考えて選んでいるなぁと関心する。
「愛」や「新」、そして「命」。
一人一人、何度も頷く様な選択だった。
ドラマの最後、3B全員で荒川の土手でソーラン節を踊るのも素敵。
真ん中でばく宙をするしゅうの役割を、誰もしなかったのも感動した。
しゅうの代わりは誰も居なくて。
皆がしゅうの帰りを待っているという意味なんだろうな、と思うと泣けた。
ちょうど私も半年程前に、クラスでソーラン節を踊ったばかり。
ちなみにクラスも同じ、3B。
少しだけ姿が被って、また泣けた。
最初から最後まで、泣きすぎてずっとタオルが手放せなかった最終回。
一番印象に残ったのが、答辞で伸太郎が述べたこの言葉。
「言葉って大事だな。」
もっと上手く自分の気持ちを言葉に出来たら…。
もっと上手く自分の気持ちを伝えられたなら…。
感情を表現する事。
思っている事を相手に分かってもらう事。
その難しさを、改めて考えさせられた。
言葉遣いを知らなかった伸太郎が言うからこそ、この台詞が立ったんだと思う。
何時もながら、色々な事を考えさせられるドラマだった。
Sleeping Beauty
2005年3月25日 戯言
眠り姫
覚醒を許されぬ棺の中で
痛みを知らずお眠りなさい
張り巡らされた茨は
心の防壁
棘だらけの身で
お迎え致しますわ
眠り姫
唯其処に命を置いて
醒めぬ夢に憧れる
夢と現を彷徨いながら
未だ見ぬ王子を待ち侘びなさい
覚醒を許されぬ棺の中で
痛みを知らずお眠りなさい
張り巡らされた茨は
心の防壁
棘だらけの身で
お迎え致しますわ
眠り姫
唯其処に命を置いて
醒めぬ夢に憧れる
夢と現を彷徨いながら
未だ見ぬ王子を待ち侘びなさい
遠くで聞こえる蝉時雨
八月遠くの夢模様
儚く灯る線香花火
移ろう幻影蒼い空
静かに鳴る硝子の風鈴
冷たく凛々しいその音色
風に流るるシャボン玉
後に残るは淡き馨り
華やぐ夜の花が咲いた後
静まる街の片隅に
火薬と夏の夜の匂い
いつか過ぎ去る少女の頃
八月遠くの夢模様
儚く灯る線香花火
移ろう幻影蒼い空
静かに鳴る硝子の風鈴
冷たく凛々しいその音色
風に流るるシャボン玉
後に残るは淡き馨り
華やぐ夜の花が咲いた後
静まる街の片隅に
火薬と夏の夜の匂い
いつか過ぎ去る少女の頃
─「運命じゃなくて、啓示であって欲しいだけ。」
時に私は、自分が選択した事の動機を思い出せなくなる。
例えば、バイトを選んだきっかけや
自らギターを練習しようと思い立った時の事や、
自分に影響を与えているアーティストを知った時や、
物凄く同調する事の出来るビデオを手に取ったときの事。
それらは、自分が意識して行ったことでは無いと思う。
“ふと”何気ない拍子に出遭ったり、見つけたりしているのだ。
如何してそれを選んだのかが分からない。
如何してそれを発見し、見聞きしようと思ったのかが分からない。
誰かから事前に話を聞いていて、それが記憶に潜在していたのかも知れない。
あるいは一種のシンパシーなのかも知れない。
全ては偶然という名の“啓示”なのかも知れない。
よく分からないけれど、それらに出会った事で何かしら私に変化があった。
ウマの合う友達と出逢えたし、
大好きな音楽と深く関わる事が出来たし、
その音楽に影響を与えてくれる音楽を知ることが出来たし、
感覚が磨がれる様な映像を見て涙した。
運命とう言葉はあまり好きじゃないけれど、
一生の中でいくつか「出遭う」ものは定められているのかも知れないと、最近思う。
私が出遭った、そしてこれから出遭うであろう全てのものに、感謝。