Girl’s Talk
2005年3月20日 戯言─ Let’s have fun without boys!
夕暮れ公園に集まるお馴染みの仲間達
いつでも話題は噂話と恋模様
夕闇を纏う頃この街はあたし達の貸し切り!
風に揺れるブランコも古びた木製のベンチも
高い塀に登って一斉に星空へダイブ!!
時の流れなんてあたし達には到底関係なくて
「今此処にいる」その刹那の真実だけがタイセツ
暗闇街灯の真下であたし達さようなら
「また明日いつもの場所で会おうね」と
風を切って自転車で5分
やけに淋しくてイタイ…
長い夜を抜けて眩い太陽が朝をまた告げるから
迷いも憂いもあの娘達と一緒に蹴散らしてゆこう!
時の流れなんてあたし達には到底関係なくて
「今此処にいる」その刹那の真実だけが一番タイセツ
─ Rescue him from me.
暗く冷たい桜散る夜
闇が孤独を知らせた
「甘えちゃいけない」
「もう頼れない」
一人立ち竦んでいた
枷に囚われていた君を放つ為
幸せを願うから泣きながら手を離す
痕など残さぬように
触れないで…去るんでしょ?
還る場所…あるんでしょ?
暖かいあの場所に戻って
君らしく笑えばいい
か細く弱い震えた声で
何を紡ぎ出せば良いの
「大丈夫だよ」
「一人で歩ける」
嘘は酷く簡単で
此処で足踏みをして飛べずにいる私
憧れを抱くけど真実は唯一つ
君には私じゃない
叫ばない…諦めるの
暫時の夢…見れたもの
いつか過去を振り返った君の
瞳に僅かに映ればいい
エターナル・サンシャイン
2005年3月17日 映画─“さよなら”の代わりに記憶を消した…
先日試写会に行ってきたので、感想を。
もしかしたらネタバレになるかも知れませんので、嫌な人はスルーして下さい。
有名俳優からの評判も良く、キャストも豪華なこの作品。
何やら、脚本に惚れ込んだ俳優・女優達が集ったのだとか…。
前から注目&期待していた映画だったので、
試写会のお誘いを受けた時から、物凄く楽しみにしていた。
ストーリーはこちら…。
バレンタイン直前に恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)と喧嘩をしてしまったジョエル(ジム・キャリー)。
仲直りをしようとクレメンタインの勤める本屋に行くと、ジョエルのことをすっかり忘れてしまったかのようなクレメンタイン。しかも、男の人がいてキスをしている…!
クレメンタインはラクーナ社というところで自分に関する記憶を全て消したと知ったジョエル。
ジョエルはショックを受け、クレメンタインとの記憶を自分も消すことを決意するが・・・。
物語は、クレメンタインの記憶(過去)と現在を行き来する。
いわば、少し可笑しなパラレルワールド。
試写会の前にはプレゼンターの方がお話をされていて、
「話の流れを理解する為に、女性の髪の色を見ていて下さい」
と仰ったけれど、これが結構難しい。
その通り。過去はオレンジ。現在はブルー、と髪の色が違う。
けれどあまりに行き来しすぎて、主人公の彼が今、
何処に存在しているのかが分かりづらくなっていたのが残念だった。
でも、記憶の渦に呑まれてゆく際の映像は素晴らしい。
自分の周りにあったものが、記憶が無くなるにつれてどんどん消えてゆく。
大事な女性さえも、スッと一瞬で。
その絶望を実感した彼が「消さないでくれ!」と懇願するまでの流れは、
理解できたし、分かりやすくて良かったと思う。
記憶を消すという事は、それまであったものが何もかも無くなってしまうという事で。
それはそのモノの存在全てを否定するという事。
どんなに辛くて痛い思い出でも、其処にあった事は事実。
逃れたりせずに、受け止めていかなければいけないと私は思う。
後から思えば、映画を観ながら色々な事を考えてしまっていた。
物語の最後を知った上で、流れを確認しながらもう一度観たいと思った映画です。
私的には★3つ(5つ中)ですね…。
─ 幸せを願うから泣きながら手を離す
痕など残さぬように
今日は卒業ライブ。うちの高校3バンドと、タイバン形式だった。
3時にライブハウス入りをして、リハ。
私達のバンドが今日のトリを務める為、一番にリハをした。
満足のゆく出来だったので、皆の顔から笑顔が零れる。
この間どうも合わなかった箇所も、練習の所為かぴったり決まっていた。
リハを終え、開場までの時間を潰す。
コンビニで暖かい缶コーヒーを買い、皆でたむろする。
ライブは6時開場。6時半開演。
友達や後輩、そして他校のバンド友達など、結構な人の入り。
一番手のバンドは、ギャルバンド。シャカラビ等を演る。
二番目のバンドは、ハイスタを交えたオリジナルを演奏していた。
会場が熱気に包まれていた。同年代だから、思いっきり暴れられるらしい。
女の子まで、モッシュ&ダイブに参加していて驚いた。
そして私達の番。
男性陣は皆黒スーツ。私は黒のベロア調ワンピース。
毎度の事ながら、格好付けた自分達の装いに恥じらいを感じる。
一曲目はインストで、ロザリオスの「アナコンダ」。
ベースの重低音が心地よく、途中吹くソロも爽快。
会場の地面と人とが、揺れていた。
オリジナル曲も含め、全9曲。短い時間の様に思えた。
ラストの曲を終えた後、会場の友達は皆ぐったりと、
でも皆楽しそうに笑っていて、成功した事を実感した。
少しミスったけれど、ちゃんと吹けたし弾けたし、歌えたし。
高校時代で一番満足の出来たライブとなった。
その後は出演者全員で打ち上げ(と称した飲み会)。
何度も何度も乾杯をして騒ぎ、その後また夜の鴨川で騒いだ。
高校卒業しても、メンバー全員大学は一緒。
また一から始めよう。練習も、いっぱいしよう。
これからも、ずっと仲間でいてね。
君に似た人を街で見かけては
暫し時の止まるあたし
急速に過去へと引き戻されてゆく感覚と
締め付けられる胸の痛さ
ガソリンの匂いと
君の香水の馨りが混ざった風
甘くて苦い缶コーヒーと
夜の河原で二人作った星座達
時の流れに抗ってでも
もう一度あの頃の君に逢いたい
暫し時の止まるあたし
急速に過去へと引き戻されてゆく感覚と
締め付けられる胸の痛さ
ガソリンの匂いと
君の香水の馨りが混ざった風
甘くて苦い缶コーヒーと
夜の河原で二人作った星座達
時の流れに抗ってでも
もう一度あの頃の君に逢いたい
─ 時よ、過ぎ去れ。
すれ違う人と人
人波の中通り抜けてゆく冷たい風
空は何処までも蒼く広がる
穏やかな昼下がり
楽しげな声を上げる子供達を見下ろし
ベランダで紫煙を燻らせる私
目を瞑って過去と今を反芻し
想う願い事、一つ
「永遠に変わらないものを下さい」
街は時を紡ぎながら
今も刻々と姿を変えてゆく
人は同じ時を生きながら
其々に違う時を彩る
そんな中私はこの監獄の中
遠くの蒼に憧れて唯今を過ごす
流れ漂い流されて
一日を過ごすのも良いじゃない
─ 静から動へ。
静寂が全てを占める部屋の中
空気の均衡を保つ為 ヘッドホンで音楽を聴く
ふと その張り詰めた空間を壊してみたくなって
徐にギターを取り出す
冷え切っっていた身体に熱が走る
沈みきっていた心が弾み出す
繰り返すリズムが心地よくて
窓を開け放ちたい衝動に駆られた
繰り返す毎日に刺激を
しがない人生に夢を
求めてやまないものは
きっと此処にある
茨 (carmine)
2005年3月12日 色舞
闇夜に紛れ月光を受ける
静寂の中聞こゆるは君の鼓動の音
幻想に手を伸ばし
幻夢に溺れる
漆黒の間で 君と円舞曲を踊りましょう
軽く啄ばむ様に
優しく包み込む様に
乾いた身体に愛を流して
君がくれた紛い物のキス
儚い幻覚の後に残るは
どろりとした快楽と憎悪
静寂の中聞こゆるは君の鼓動の音
幻想に手を伸ばし
幻夢に溺れる
漆黒の間で 君と円舞曲を踊りましょう
軽く啄ばむ様に
優しく包み込む様に
乾いた身体に愛を流して
君がくれた紛い物のキス
儚い幻覚の後に残るは
どろりとした快楽と憎悪
喧騒離れひっそりと
咲き乱れるは枝垂桜
力強くも項垂れて
美と妖しさを醸し出す
大地に根を張り共に生き
風に吹かれて花ぞ散る
人の世同じく永久は無く
独り生まれて独り死ぬ
時流に杭刺す事知らず
運命に抗う術も無い
嗚呼唯せめて今宵だけ
繋ぐ手と手の温もりが欲しい
咲き乱れるは枝垂桜
力強くも項垂れて
美と妖しさを醸し出す
大地に根を張り共に生き
風に吹かれて花ぞ散る
人の世同じく永久は無く
独り生まれて独り死ぬ
時流に杭刺す事知らず
運命に抗う術も無い
嗚呼唯せめて今宵だけ
繋ぐ手と手の温もりが欲しい
卒業の時 (メッセージ追加 )
2005年3月10日 戯言─いつまでもこのままでいられたらいいなんて
叶うはずもないのにずっと願ってた
(真夜中少年突撃団/STANCE PUNKS)
今日は卒業式。高校3年間の締め括りの日。
朝6時に起きて、振袖を着付けてもらう。髪もきっちりセット。
慣れない姿で歩くのは恥ずかしい。
道行く人皆が「何事だろう?」という目で私を見ていた。
式は9時から。それまでに学校へ行き、写真を撮った。
「美晴ー!!」
綺麗な振袖や、黒のスーツや、格好良い袴に身を包んだ友人達。
皆何時もより大人びて、何処か違った感じがした。
わいわいと皆で写真を撮る。
そのうちに、式の開始を告げる鐘が鳴った。
6年間読み続け、歌い続けてきた聖書・賛美歌とも今日でお別れ。
底冷えする広いチャペルとも、お別れ。
校長や会長などの話を、半分考え事をしながら聞いていた。
チャペルを出ると、そこには沢山の後輩達。
生徒会の子や、クラブの子達が笑顔で迎えてくれた。
花束や色紙、メッセージ入りの小さなバスケットボールを貰った。
「面倒見てくれてありがとうございました!」
「怪我の手当て、嬉しかったです。」
沢山の言葉が、嬉しかった。
式の後は学校を後にして、一旦家へ。
着替えてもう一度、街へ繰り出す。
クラスでの卒業打ち上げパーティーだった。
木屋町の居酒屋で、飲んで食べて飲んで…。羽目を外した。
その後も「二次会や!」の声と共に、飲み放題カラオケへ。
終電過ぎまで歌って踊って、大騒ぎをしてしまった。
またこれからもこうやって、皆でバカやろうね。
今迄ありがとう。これからも、宜しく。
Friends and Dream
2005年3月9日 音楽─俺たちずっと石ころのダイヤでいような
チェッカーズのシングル「Friends and Dream」。
この曲は氣志團の「木更津万博」のDVDを観て知った。
初めてGIGで聴いた時から大好きで、歌詞を見て旅立ちの唄なのだと知り、
余計に好きになってしまった。
「昔も今も俺たちは遠い日のまま」
この歌詞が胸の奥を擽る。
ずっとこのまま、仲の良い仲間達と過ごしてゆけたら。
大人になってもずっと、近い存在で居れたら。
それが、何時かは崩れる夢だと頭の何処かで理解しているから。
何時かはこの物語にも終わりが来ると知っているから。
“未来”を想うにつれ、“今”が輝いて見えるのだろう。
今この時期に感じた想いを。
18という年齢が作る感性を。
後に残したいと思って、私は日記を書いている。
ずっとこのままで居られれば良いのにな。
「他人の存在なんて
その人の肌の暖かさに触れた時にしか解らないわ」
目の前にあるリアルのみ信じかけていたあの頃
「それは違うよ」と優しく諭してくれたのが君だった
刹那的に生きる事と
今を必死に生きる事とは違うのだと
教えてくれたのが君だった
でもね
それでもあたしは現実主義で
刹那的に生きる事しか知らないかもしれないの
未だこんなにも君の温もりを欲しているのは
君の教育が至らなかった所為?
それともあたしがそれを必死に拒んでいた所為なの…?
答えはもう霧の中
幾度叫べど返ってはこない
その人の肌の暖かさに触れた時にしか解らないわ」
目の前にあるリアルのみ信じかけていたあの頃
「それは違うよ」と優しく諭してくれたのが君だった
刹那的に生きる事と
今を必死に生きる事とは違うのだと
教えてくれたのが君だった
でもね
それでもあたしは現実主義で
刹那的に生きる事しか知らないかもしれないの
未だこんなにも君の温もりを欲しているのは
君の教育が至らなかった所為?
それともあたしがそれを必死に拒んでいた所為なの…?
答えはもう霧の中
幾度叫べど返ってはこない
─大好きな音楽と、大好きな仲間達の中で。
今日はスタジオ入り。
母親に病院までギターを運んでもらい、スタジオへ直行。
ライブ間近だから、病み上がりなんて言ってられない。
もうすぐ、卒業ライブを行う。
今回はオリジナルも交え8曲。
内私が歌うのが2曲。サックス吹くのが1曲。
うちはツインギターなので、曲によってパートが変わったりする。
カバーするのは今回TMGE。
「ゲットアップルーシー」のみ。
何時ものライブとは少し違ったセットなので、盛り上がるかどうか不安だ…。
うちのバンドの男性陣は、そんなのお構い無しに楽しんでいるけれど。
今日の私の仕事はギター合わせとオリジナル曲の編曲。
自作の曲もあるので、力が入る。
大変だったけれど、やっぱり音楽に携わるのは楽しい。
音を生み出す事。
言葉を紡いでゆく事。
それにメロディーを乗せて、誰かに届けるという事。
今の私にとって、凄く大事な事だなと実感した。
優柔不断 (Black)
2005年3月8日 色舞─「嘘か真か、どちらを選択なさいます?」
全ては貴方のお望みのままに…
貴方が笑いながら平気で嘘を吐くから
私もへらへらと笑って騙されてあげる
私達を取り巻くのは虚偽の世界
可笑しなものね
嘘偽りを嫌っていた筈の私が
こんなにもそれに縋っているなんて
謀られた逢瀬だと認めてしまえば
案外楽になるのかも知れない
だけど私は未だ悟りきった様な顔をして
諦めを語れない
さぁ今宵も欺いて
悦楽の為演技を始めましょう
校庭の隅に咲く桜木を眺め
旅立ちの風を背に受ける
柔らかい陽射しと木々のざわめきを
確かに感じるんだ
僕らの色を残した教室も
春を過ぎ 次の季節が来る頃には
違う誰かの存在を色濃くしているのだろう
だけど未だ、今だけは…
きちんと気持ちに整理は出来ていないけれど
時の流れに流されて行く
一片の桜を想い瞳を閉じる
そんな最後の春休み
旅立ちの風を背に受ける
柔らかい陽射しと木々のざわめきを
確かに感じるんだ
僕らの色を残した教室も
春を過ぎ 次の季節が来る頃には
違う誰かの存在を色濃くしているのだろう
だけど未だ、今だけは…
きちんと気持ちに整理は出来ていないけれど
時の流れに流されて行く
一片の桜を想い瞳を閉じる
そんな最後の春休み
─それでも尚、明るい世界を夢見る。
淋しいのも 孤独なのも
あたしだけじゃない
寒いのも 心痛いのも
あたしだけじゃない
籠の中もがいているのも
満たされず叫んでいるのも
あたしだけじゃないわ
貴女だって同じ事
何かに抗って生きるのは
そう簡単な事じゃないものね
─唯外物に恐れて自らわが手足を縛せしのみ。
切なき日々もやがては過去の思い出に
辛き日々もやがては生きる糧に
ゆっくりと変化してゆくものなのか
だけどね
私の後ろに伸びた道など
所詮は無垢なる罪と抗えぬ罰で溢れてる
祈り方は知っていても
誰に祈りを捧げて良いのかが分からず
夜毎泣いていたあの頃
あたしは自分で背中の羽を一つずつもいでいたんだ
真っ白な心にはもう戻れないから
今はねじ巻き式の人形の様に唯
前に進むしかない
─花びら舞い散る
記憶舞い戻る
またまたやってくれましたケツメイシ。
日本の美を歌った曲に「花鳥風月」があったけれど、
四季折々の魅せ方を彼らは心得ていると思います。
この曲の歌詞は、すごく切ない。PVも物凄く切ない。
さくら=春=出会いと別れの季節、という繋がり。
一片の花びらが運んでくる、あの甘い思い出。
PVの演出も、心くすぐられるものがある。
私自身、桜の花には思い出があるから。
歌詞が心に染みて、印象深いものとなっている。
『気付けばまたこの季節で
君との思い出に誘われ
心の扉たたいた
でも手をすり抜けた花びら』
一年というのは早いもので。
気が付けば君と過ごした季節がもうすぐ傍に居て。
思い出に囚われて動けずにいる私は、
その変化にさえも気付けていなかった。
春の風が桜の花びらとともに
君の声と温もりを
届けてくれたりはしないだろうか。
─グラスに蜜を。貴方に愛を。
甘く残酷な微笑をたたえ
視線と指とを絡ませる
長い黒髪をはらりと
貴方の胸に落とすの
飲みかけのブルームーン
青紫色の甘さに
貴方と私 酔わされたみたい
沸き起こる衝動と
千切れかけた理性
理屈なんてもう聞きたくないわ
そんなの後付けで十分
今は唯貴方の腕の中
あやす様に抱いて 飛ばせて